今日から、
27日の嵯峨祭当日に向けて
菊鉾の練習がスタートしました。
写真は菊鉾の練習のために
特別に作られた練習鉾。
いくつかの重りをつけて
練習の進み具合に応じて、
重さを調整することもできます。
「チーム菊鉾」にはいろんなスペシャリストが揃っているのです。
この下に5~6メートルのサオの部分を回して
中央下の、縄の先についている「鈴(りん)」を
鳴らしながら巡行するのです。
この左右に回す「振る」動作が
京都の他の祭りの鉾と比べても
嵯峨祭の独特の形といえます。
先が重くなっているために、
これをうまく「振る」ためには、
かなりのバランス感覚が要求されます。
このための練習が連夜にわたり行われます。
初日にしては
少し鳴らすことができ、
いま胸をなでおろしております。
愛宕山の表参道を登り始めたところに
今も残る愛宕山のケーブル跡。
70年ほど前の、
ここが一大レジャー施設だった痕跡。
嵐山から鉄道に乗って
さらにケーブルで愛宕山に登れたというから
いろいろ調べてみたけれど
知れば知るほど、
当時の日本が僕が考えていた以上に
発展していたのがよくわかります。
愛宕山の電車が映っているというので
原節子さんが出演している「新しい土」という
70年前の映画を観ましたが(なんとTSUTAYAにあった!)
もちろん映像や音声も古いし
恰好や髪型なんかも違うけど
当時の日本のパワーのようなものに
ちょっと圧倒されるほどでした。
ストーリーはちょっと無茶すぎますが、
ドイツ人監督の撮った戦前の日本の風景は
とても興味深いものです。
電車が映っていたのは
たぶん鳥居本の駅やと思います。